米軍基地問題

日本のこれから「米軍基地」
http://www.nhk.or.jp/korekara/

NHKが変わった、そのイメージの先端にあるシリーズ番組だろう。

特に一部は、基地のある現場でどのようなことが実際におきているのか、
市民の立場で、その痛みを知ろう、という点にポイントを置いていたようだ。

だれかがこう言わないかなぁとおもっていたのだが。

ではあなた、あなたの町に米軍が来て毎日100ホンを超える音が響き
あなたの隣の家の娘さんが、米兵に強姦されて、
家の庭に飛行機が落ちたら何日も庭が自分の物でなくなって、
それが本当に良いと思っているのですか?

と。

「Google Spreadsheetsは10年古い」とMicrosoft

1年ぶりの更新。
すこし真面目に書いていこう・・・と思うが・・・

さて、表題。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/07/news034.html

Writelyも使ってみたが、Ajaxでここまで出来るのか、と思えるくらい。
とりあえず、充分にワープロとして使える。
毎度の事ながら、MSは一般のユーザーが、自社の想定するレベルまで全員を使わせたい、と思っているらしい。

PCを使うユーザーのおそらく70%以上は、MS-Officeまでの機能は必要ないのだ。
問題は、その70%の人たちが、自分がそうであることを知らないことなのだ。

ところであの映像

淀工の全国大会初出場の映像が流れていましたよね。あれ、約15年前の全日本合唱コンクールの全国大会の画像です。東京・七軒茶屋人見記念講堂ですね。
「きたねぇ画だなぁ」と思った方もおられたかもしれませんが、あれ3台のカメラを使って中継車で切り替えながら、SVHS(ただし業務用)で収録した画像です。なにあろう、中継車で切り替えている(スイッチャーと言います)は私。
初めて聴く曲で、途中で楽譜を見失ってしまい、曲を聴きながら必死でタイミングを図って切り替えていった記憶が、ふつふつと蘇りました。
甘酸っぱい青春(うそつけ!)のおもいででありました。

プロジェクトX

NHKプロジェクトX問題がまたまた話題になっている。
今回の問題は、淀川工業高校グリークラブ男声合唱団))の創立から発展までの記録だったのだが、以下のような放送内容に多々問題があった。

  • 当時の淀川工業は荒れていて年80名くらい退学者が居た
  • そのシーンのバック画像は暴走族の画で荒れている印象を強める物だった
  • 淀高は音楽とは全く縁遠い学校だった
  • 初めて淀高出場のコンクールにはパトカーが出動した

等々。
未確認情報だがそれに加えて、グリークラブの顧問の先生へのプレビューで先生が修正を申し入れたが、NHKが色々言い訳をして結果として対応しなかった、という話を他局(報道ステーション)では放送している。

実は、私は15年ほど前に3年間で約20回淀工に通い「吹奏楽部」のビデオ取材を行った。ので現場での話は色々聞いているのだが、

  • 淀工はすぐ近所にサンヨーの本社や松下の大きな工場があり、工業地域の中核として数多くの卒業生を送り出しており、決して「行き場のない工業高校」ではない
  • グリークラブが発足する10年ほど前から吹奏楽部があり、グリー発足時には既に全国トップレベルになっていた(しかも部員は当時でも100人以上)。音楽室も音楽の教諭も居ないのは事実だが、既に音楽の素地はあったことは間違いない。
  • 顧問の先生は、合唱部の為に呼ばれた、という説もある
  • 生徒へのサービスの「餃子券」も他のクラブのマネだった、という話を学校で私自身聞いたことがある

といった感じ。

プロXは当初こそすばらしい番組が多かったが、ここ2〜3年ひどい内容の物が多い。少し技術が分かる人であれば、番組で取り上げる「大変な障害」がどう考えてももっと重要な問題がアルトしか思えない物が多く、制作者の都合で「ドラマ」にしている感がぬぐえない。
と思っていたら、先日の朝日新聞の投稿で、番組に取り上げられた会社のOBがOB同士で「あの話の切り口はおかしい」との憤りの会話があった、との話が出た。さもありなんである。

まあ、少なくとも半分以上の番組が取り上げた企業が何らかの資金を出した、としか思えない番組が並んでいるのが現在のプロX。まあ、作成しているのもNHKではなく「株式会社NHKエンタープライズ」だから、NHKにとって何の問題とも感じてないだろう。
先日、元コクドの堤会長が保釈金を積んでの釈放直後に、東京オリンピックと絡めた赤坂プリンスホテル建築の話を、プロXでやっていたのにはあきれてしまったが。

結局NHKの体質は、全く変わっていないということ。
以前から言い続けて実行していない不払いだが、いよいよ実行の時か。

OpenOffice.org

日経BPにて、4月15日に行われたアンケートについて【結果発表】OpenOffice.orgStarSuiteMS Officeを代替できるか、が発表された。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050502/160384/index.shtml
(無料の会員登録をすれば見ることが出来る)

回答者数が667人で、書き込みはどうしてもOOoの賛同者が多いだろうから、一般の結果とは違うが、それでも条件付きも含め76.6%が「業務用途でMS Officeの代替は可能」と答え、かつ業務用途には難しい、と回答された中にも多数現状のMS-Officeに否定的な意見があったのは面白かった。
個人的には、私の投稿がほとんどカットされずに載っていたのが嬉しかったが。

確かにMS-Officeは高機能だが、だからといって1台あたり6万円以上(Access含む)を全てのユーザーが求めているとは思えない。例えば私の職場では、MSでないと使えない機能は、まず使っていない。

NGの理由に、VBが使えない、というのがあったが、これも現状資産を生かせば、ということであって、OOoにも強力なBasicスクリプトがある。
また、記事の全体としてはMS-Officeの互換品として使う、という色調だが、ユーザーはべつに互換品としてではなくPCのツールとしてどちらを選ぶか、コストとパフォーマンスを比べるだけだろう。
少なくとも現状では選択肢すらないのが、大きな選択肢が出来た、というのは大きいことだと思う。既にVBや大きな資産を持っている企業はMSを使えばよい。ただ、VBすらOffice、Windowsのバージョンが変われば動作が変わって書き直しが必要になる。
それを考えれば、今後上位互換が望めるOpenOffice.orgに変更するのと、本当はどっちが安いのだろうか?

広報もねぇ

 もうすっかりヒールとして定着した感のある、JR西日本の安全対策部長。ATS−Pに関する発言も相変わらず迷走している。まあ、あの人も会社の指令を受けてしゃべっているわけで、これもまた被害者なのかもしれないが。
 本来であれば、このくらいの規模の会社なのだから広報担当がきちんと説明して、安全対策担当者がフォローする、位が適切なのではないだろうか。それならもう少しマスコミ対策を念頭に入れた発言が出来るだろう。もっとももしそんな広報担当が居たとしても、この会社であの席に座るのは絶対いやだろうが。
 まあ、遅延時などの連絡のひどさはJR西日本だけではない。いったいどうなっているのか判らずやきもきするのは車中の乗客だけ。大きな遅延であれば、ラジオ情報が車内放送より明確で正確、という事も良くある。
 そういえばいつぞやの新幹線の遅延で、乗客がラジオの放送と車掌の説明が大きく食い違うので、文句を言ったところ、「私も事故の概要を受けておりませんので」と回答され唖然とした、という話もあったな。車掌にもラジオを持たせるか・・・台風の時は必須ですね。

通勤途上で現場を離れた運転士2名を処分

 偶然脱線した電車に通勤途中の運転士2名が居合わせたが、2名とも次の駅まで歩いて勤務に向かった。各々上司へは報告していたがそのまま勤務につかせた、と。
 どうして運転士達は勤務へ向かったのか。「動転していて」とJRは発表しているが、近所の人たちは動転しながらも、仕事もうち捨てて沢山の人々が救助に当たっている。どうみても、「遅刻すれば電車の運行を乱し、懲罰を受ける」ことが頭から離れず、仕事場へ向かったのではないかとしか思えない。今の時代だから、その運転士が携帯電話を持っていた可能性は高い(特に一人は27才だ)。上司に連絡することも出来たろう(したのかもしれない)。
 これで処分を受けるのが本人達だけ、だとしたら不幸という他はない。進むも地獄、戻るも地獄、である。