通勤途上で現場を離れた運転士2名を処分

 偶然脱線した電車に通勤途中の運転士2名が居合わせたが、2名とも次の駅まで歩いて勤務に向かった。各々上司へは報告していたがそのまま勤務につかせた、と。
 どうして運転士達は勤務へ向かったのか。「動転していて」とJRは発表しているが、近所の人たちは動転しながらも、仕事もうち捨てて沢山の人々が救助に当たっている。どうみても、「遅刻すれば電車の運行を乱し、懲罰を受ける」ことが頭から離れず、仕事場へ向かったのではないかとしか思えない。今の時代だから、その運転士が携帯電話を持っていた可能性は高い(特に一人は27才だ)。上司に連絡することも出来たろう(したのかもしれない)。
 これで処分を受けるのが本人達だけ、だとしたら不幸という他はない。進むも地獄、戻るも地獄、である。