MS-OfficeがODFに対応

ODFはOpenDocumentFormatというファイルフォーマットで、
国際標準化団体のOASIS(富士通OASYSではない)の採択した、ドキュメントフォーマットだ。
既にISO(International Organization for Standardization)でも認められている。
このフォーマットを提案したOpenOffice.orgはもちろん、一太郎も採用を決めている。

MicroSoft社は、ODFは不十分なフォーマットだ、自社のOpenXMLの方が優れているし、オープンなフォーマットだ、
としてきたが、米国マサチューセッツ州のODF採択や、ベルギーでのODF推進など、各国の動きに対応する模様。
米MS、Office 2007用のODF対応ツールをオープンソースで開発
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060706/242698/
ただし、あくまで他ベンダーによるアドイン、という姿勢を貫いている。

ODFによって何が変わるか。
これまでユーザーはWordやExcel等の文書を「完全に」開くためには、MS-Officeを購入するしかなかった。
が、ODFが標準になれば、使いやすさ、機能に応じてソフトを選択する権利がユーザーに返ってくる。
ただ使うだけであれば、無償のOpenOffice.orgでも構わないわけだ。
用途やニーズによってソフトを自由に選択できる。
また、そうなるとWindowsにこだわる必要が無くなる。

こうなってくれれば、パソコンの世界も再び面白くなるのだが・・・